- 珠子(たまこ) - ♀ 2003.7月生

気まぐれ猫を絵に描いたような猫。 しかし人の言葉はかなり理解している様子。
おもちゃを投げると、嬉々としてキャッチし、 また手元に持ってきておねだりします。
趣味:人と猫に対するグルーミング。カラスに話しかけること。

「珠子」の名は、おばあちゃん画家の片岡珠子さんから取らせていただきました。


- 半蔵(はんぞう) - ♂ 2003.9月生

筋肉質でワイルドな外見とは裏腹な、おとぼけ野郎。
うちの癒し系ナンバー1です。 すぐゴロゴロいう良い子。
好きなこと:抱っこ。マットの下にもぐること。
特技:ドアノブをひねって開ける。メイワク。



- 珠子 & 半蔵 との出会い -

小学生の頃から、ずっと猫が家にいました。
大人になって、猫がいない生活が何年か続くと、もう猫欲がつのってつのって。
飼える状況になった途端、猫探しを始めました。

そして2003年の年末、近所のペットショップの「里親探しています」の張り紙を見て、 すぐに連絡してみたんです。 捨て猫や野良猫を保護している「里親を探す会」があるらしく、そこの代表の人につながる。 どういう猫がいいのか、飼う環境や経験などを聞かれ、 それに合う猫ちゃんを探してご連絡しますとのこと。
その後、矢継ぎばやに4,5人の方から電話があり、 候補の猫が決まって写真を送ってくださった。 (のちの半蔵)
初めは1匹だけのつもりだったのだけど、数日後会いに行くと、 その子と仲良しの猫がいて(のちの珠子)、 里親を探しているというので、引き離すのは可哀想だし一緒に引き取ることに。

猫くれた方、尊敬してしまいました。 (猫ママさんと呼ばせて頂きます)
おうちにはオトナ猫がたくさんいて、そのほかに 放っておいたら死んでしまう子猫を保護して、里親が見つかるまで育てていたんですが、 私がもらった子も、住んでるマンションの雨どいの中に 、 生後2,3日くらいで数匹一緒に押し込められているのを見つけ、 レスキュー呼んで管を切って救出したとのこと。(かわいそすぎる!ひどすぎる(泣)!)
結局生き残ったのは1匹だけ。目も開いてない子を毎日職場にまで連れて行ってまで面倒みたんだそうな。 ただ猫が好きなだけで出来ることではないです。 やさしく我慢強く、そしてかなりのエネルギーがないと出来ないです。
右の写真は猫ママさんに頂いたのですが、半蔵がこんなにも弱々しい子だったなんて。この子が逞しく大きくなれたのは、猫ママさんの愛情に包まれていたからに違いありません。
そんな手のかかった子をもらったからには、より大事にせねばと思います。

この里親会では、子猫にワクチンも打っているし、蚤はもちろんいないし、正直な状況説明もありました。 あげる側の責任をきちんと果たしている分、飼い主の側もそれなりの心得を要されます。
あげる人が飼い主の家を訪問し、猫との相性を見るテスト期間を設け、 その上で、責任もって飼う旨の契約書を交わしました。 そこまでしなくてはならないのは、無責任にペットを欲しがる人の多さもさることながら、 悪徳業者がウソついてもらいにくることも多いらしく、 大事な猫をあげるには、今の世の中ではそれくらいは必要なのだと思う。 (色々話を聞くと、想像を絶する酷いことが、猫の身にも沢山起こっているのです。 今はペットショップでの虐待も多いみたいです…悲しいことに。)

*** 後日談 ***
2匹がうちに来て3ヶ月ほど経ち、だいぶ私たちや家に慣れてくれたなと思っていたある日、 猫ママ さんと電話をしていました。 すると、なんと!受話器から漏れる声を聞きつけ、半蔵が電話の前にやって来てました。たまこも落ち着きなく電話のあたりをキョロキョロと見ています。 2人とも、猫ママさんの声にしっかり反応していました。 猫ママさんのことが大好きなんだなぁ…本当に大事にされていたんだと思います。
私も猫ママさんのように猫に慕われる飼い主にならねば、と気持ちを新たにした日でした。